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ラインクラフト号に。 [うまっこ]

早実が準決勝で勝ったのとラインクラフトの死が『等価』交換なわけがない。
早実には悪いけど(応援してたけど)
生命だからね。
私が甲子園甲子園と呑気に騒いでいたころ、悲しいことが起きていたのでした。

2005年『桜花賞』、『NHKマイルカップ』2つのGⅠを勝ったラインクラフト号が、8月19日午前6時ごろ、放牧先のノーザンファーム空港牧場で死亡しました。急性心不全だったそうです。
調教中に脚色が乱れ、下馬したところそのまま倒れてしまったようです。本当に急で、手の打ちようがなかったのではないでしょうか。

ラインクラフト、大好きでした。
私は福永祐一騎手のファンですが、
そのユーイチが新馬戦からずっと乗ってきた牝馬でした。

鹿毛で額に白く流星のある、かわいい子でした。
がっしりしてて1400~1600mくらいの距離が向いてそうな体つきで、レースではスピードを生かして先行してゴールまで押し切るという印象を受けました。
特に2005年秋華賞(2000m)で、最後、先に抜け出して一完歩ごとに差を縮めてくるエアメサイアとの追い比べになった、あのシーンが今でも思い出されます。

2005年牝馬クラシック戦線にはラインクラフト、エアメサイア、シーザリオの3強がいました。
桜花賞馬ラインクラフト。
オークス馬シーザリオ。
秋華賞馬エアメサイア。

終わってみれば本当に3強でした。3頭とも強くて、しかもタイプが違うので観ててドキドキでした。
エアメサイアはサンデーサイレンスの子、
シーザリオは孫で、
母の父も片やノーザンテイスト、
片やSadler's Wellsと、
同じノーザンダンサー系なのでなんとなく馬体や雰囲気が似てました。上品というか。

ラインクラフトは父エンドスウィープ(ネイティヴダンサー系)、
母の父サンデーサイレンスなので3強のなかで1頭だけ違う感じでした。がっしりしてるというか。

胸板の厚い子でした。
もしかしたら心臓が大きかったのかもしれません。
競走馬の心臓はふつうでも、人間の大人の頭くらいあるそうです。短い距離を主に走ってきたし、負担がかかっていたのかも。
考えても仕方ないことですが、本当に残念です。

シーザリオが2005年に引退・繁殖入りし、3強が顔を揃えることはなくなりました。
エアメサイアは現役ですが、蹄の不安でこの秋を棒に振るかもしれないそうです。GⅠ馬ですから引退の可能性もあると思います。
せめて3頭の子供たちがまた揃って元気に走ってくれることを期待していたのですが、急死とは…。

良い馬でした。
いつも一生懸命走ってくれて、ありがとう。

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