名馬エアグルーヴ急死

今は、何故か牝馬のトップクラスが中距離以長でも牡馬と互角に戦える時代ですが、女傑エアグルーヴの時代、秋の天皇賞を女の子が勝つなんて本当にすごい、稀なことでした。

美人で、父が当時のリーディングサイアー御三家トニービン、母はオークス馬ダイナカールというお嬢様。
お嬢様なのに、あのパワフルな馬体。
オークスと秋の天皇賞を勝ち、競走馬として一流なだけでなく、アドマイヤグルーヴやルーラーシップと次々名馬を生み出し、繁殖牝馬としても一流でした。
こんな名馬がいて、牧場の方も誇らしく、宝だったことでしょうね。日本競馬界にとっても宝でした。

昨夜出産し、母子共に無事なのを喜んだら、数時間後、内出血で亡くなったとは…
出産は本当に命懸けなんだな…特にサラブレッドはね…。
20歳と高齢なのが響いたんでしょうか。

最後の仔となった‘エアグルーヴの2013’はキングカメハメハの牡馬ですか…
これまた名馬の予感ですね。無事に、丈夫に育ってくれますように。

アドマイヤグルーヴも先日亡くなり、この偉大な牝系の主役が相次いで降板したことで淋しいですが、ここからまた牡馬も牝馬も活躍していってほしい。

一つの時代がまた終わった気がします…。
エアグルーヴさん、今までありがとうございました。お疲れさまでした。